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CURRICULUM 4年次
実際の臨床を可能な限りシミュレートした設定のもとで補綴装置を製作し、口腔内に装着されるまでの流れや正しいあり方を修得する。また、補綴装置がもつ人工臓器としての特徴や困難性を理解し、顎口腔系機能の再構成を行うための基礎を理解し、さらに将来、コ・デンタルスタッフと共同作業していくために必要な知識を修得する。
本コースでは保存修復学と歯内療法学を修得する。
保存修復学講義では、種々なる原因で生じる歯の実質欠損に対する多種多様な修復法の原則と治療法、ならびに予後管理法を、歯内療法学講義では歯髄疾患・根尖性歯周疾患の病態・診断・予防・診断および治療法を修得する。
実習では、齲蝕と他の硬組織疾患、ならびに歯髄炎と根尖性歯周炎の疾患に対する理解と、これら疾患に対する基本的治療術式を修得する。本実習では保存修復学と歯内療法学講義で学習した知識を基に臨床での治療を想定した模型実習をおこなうことにより、疾患に対する理解を深めると同時に基本的治療法を修得する。実習中は、臨床で患者さんと相対していることを常に念頭において臨むことを身に付ける。換言すると、患者さんに対する態度、服装、および基本的疾患の理解と治療術式を修得する。
成人の80%以上が歯周病に罹患しており、歯周病の原因と病態、症状と治療法を理解し、修得することは重要である。そのため、基礎科目で学習した歯周組織である歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨の構造と機能および、歯周病の原因である関連細菌について復習し、理解する。これらの基礎的知識をもとに歯周病の診査法、検査法、診断、予防法と治療術式を理解し、歯科臨床各科との密接な関連について認識する。
基礎実習では基礎科目と歯周病学の講義をもとに、学生相互の口腔内、顎模型、歯周外科器具セット等を使用し、臨床に直結した基本的操作方法をより具体的に把握する。また、ワークショップ形式により症例検討を行い、ディスカッションの重要性を認識する。
歯科医師の基礎的教養である法医学・歯科法医学の知識の修得を目標とし、具体的には脳死と心臓死の違いなど死の定義について自分の意見を持つこと、死因論の理解、歯科医師が身元不明死体の個人識別を行う際の方法と考え方、医療過誤等への理解と予防法など、歯科医師として日常の臨床以外で社会に貢献できる知識を得る。
実習では、実際に警察の鑑識で行われている作業を経験し歯科医師として法医実務に携わる可能性を理解し、生前歯科記録と死体の口腔内所見との比較による鑑定方法などを理解できる。
臨床とのつながりを視点に据えて、1年生、2年生で学んだ解剖学 l 、解剖学 ll の知識をもとにして、解剖学実習を行い頭頚部を中心に、ヒトの頭頚部の正常な形態と機能について学び、疾患における形態や機能の変化を推測し得る能力を修得する。
近年、医学領域の様々な分野で疾病の早期発見、早期治療とのスローガンに伴って画像診断の重要性は高まりつつある。そして今や高度先進医療における当該分野はCT、MRI、超音波等に代表されるデジタル画像撮影法による診断が主流となっている。歯科放射線医学においてもデジタルエックス線撮影装置の普及はめざましく高度な画像診断技能は必須の時代を迎えようとしている。そこで、歯科放射線学では放射線物理・生物・化学、検査法を修得し、放射線学における基礎知識に裏付けされた画像診断学を修得する。そして、放射線治療学を学び、広く歯科医療について修得する。また最新技術やトピックスを知ることにより、放射線学への造詣を深め「人間とエックス線のかかわりあい」について修得する。
哺乳動物のヒトに位置づけられる人間は、その進化の課程で特異に変化を遂げた動物である。その特徴は全身骨格の直立と脳の発達にある。それゆえヒトの生後発育は形態医学的にも心身生理医学的にも社会文化的環境に大きく影響される。特に原始動物の鰓腸に由来する顎顔面、口腔系の発育は成人以降の健康の維持にとって極めて重要である。そこで、成人に至るまでの成長発育期の口腔を健全に育成する総合的歯科医療としての成長発達歯科医学の知識と技術を身につけるために、正常な小児の成長発育を理解し、そこで起こる病気および成長の偏位などの種々の異常に対する処置や予防法について理解する。
歯科医が齲蝕や歯周病のみならず多種多様な疾患を担当する診療科であることを認識し、これらの疾患を基礎学や他の隣接医学と関連づけ、歯科医療が生命と直結した仕事であることを理解する。
歯学部における麻酔科学は、歯科口腔外科手術時の全身麻酔や鎮静の周術期管理、全身疾患を有する歯科患者の術中管理、歯科治療時の全身的偶発症への救急処置、顎顔面領域の疼痛性疾患や麻痺性疾患の治療、救急蘇生等、その守備範囲は広い。しかも麻酔科における患者管理は、直接生命に関係する医療行為であり、呼吸、循環、代謝を主とする生理機能に対する理解と、薬理学的な知識は必要不可欠である。さらに、手術・麻酔の心身への影響を配慮した安全で質の高い周術期管理を行うための知識・理論・技術を修得し、生体に侵襲のより少ない麻酔法を修得する。また、歯科医師として口腔内の疾患にのみに気をとられることなく、患者さんを全身的に診れる能力を身につけ、しかも愛情を持って全人的に接することの出来る心のやさしさを身につける。
臨床とは床に横たわる患者さんの傍に臨んで、必要があればいつでもその苦痛を和らげようとする努力する医師の職務である。そのためには、患者さんから話を聞き取り、その苦痛とするところの問題点を抽出し、その原因を探り、根拠にもとずいた解決法及び治療方法を患者さんとともに実施することが基本となる。これらの行為の最初は患者さんとのコミュニケーションがまず必要となるがこれは医療面接の重要な部分を占める。“面接は臨床医が用いることの出来る最も強力で包括的で用途の多い道具である”という言葉もあるように医療面接の基本的な知識と技法を修得する。情報収集の具体的な方法を用い、診断にいたる過程を理解する。さらに根拠にもとづいた治療法を自ら考えながら患者さんと手を携えて、問題の解決に至る基本的な知識・技法を理解する。さらに実践することにより患者さんの将来の健康に対する動機付けを行い、臨床の根本理念を心から理解する。
障害者、特殊疾患患者、および高齢者の歯科医療では患者管理や治療そのものに特別の配慮を要する。その際に必要な身体的および精神・心理的特性と特有の口腔機能障害についての知識や対応を理解する。また、最近の話題の中心である口から食べる機能や介護などについての知識も修得する。そして障害者および高齢者の医学的背景のみならず、福祉など社会的問題も理解し、障害者に対する誤った先入観や偏見を払拭し、人として普通の態度で障害者に接することを修得する。
高齢者社会を迎え、全身に何らかの疾患を有する歯科患者が増加している。歯科治療は、それ自体が生体に対する侵襲刺激であり、その侵襲がいかに少なくとも全身に重篤な合併症をもたらす危険性がある。したがって、歯科医師は歯、口腔だけを治療するのではなく、常に全身を診る習慣、知識、技術が必要不可欠である。そこで臨床実習を前にして、健常者のみならず、いろいろな疾患をもった患者さんの管理方法を出来るだけ臨床的に理解し、より安全で快適な歯科治療が出来るようにすることを身につける。
疾病構造の変化に伴い、医療に携わるものはさまざまな医学的な知識と技術が要求されるようになってきている。歯科医師として医科がどのようなレベルでどのような内容の診断・治療を実践しているのかを知ることは、今後の豊かな技術と新たな研究分野を開拓する上でも重要である。本コースでは、眼科学、皮膚科学、耳鼻咽喉科学および臨床心理学各科の特色ある内容を総合的且つ系統立てて学び、将来の歯科臨床に役立つ知識を修得する。
1年次より系統的・総合的に歯科医学に関する知識・基本的技能を修得してきた。臨床実習前の総合的基本実習として、登院前に必要な態度・技能を身につけ、合わせて臨床的知識を修得する。
■教養系 ■基礎歯科医学系 ■臨床歯科医学系 []は単位数