
ご挨拶と大学院の特色
神奈川歯科大学院研究科長の李 昌一です。ご挨拶に代えて本大学院の特色について述べたいと思います。
「最新歯科医学の基礎知識と臨床方法を学び,研究する」場を与えるのが神奈川歯科大学大学院です。
本大学院は次のような特色があります。
幅広い大学院生を受け入れられる横断的カリキュラムで学べる。
基礎研究と臨床の融合(トランスレーショナルリサーチ)を学び,研究する。
大学院の主役である学び,研究する大学院生の満足する大学院を目指す。
現在,従来の学部講座中心の徒弟的な大学院制度・組織ではなく、大学院生がポジティブに取り組めるこれまでにない歯科医療系大学院を構築しています。大学院生側から評価可能な大学院,すなわち,大学院生の要望をフィードバックしていく組織とします。このフィードバックから,大学院生が満足するカリキュラムと研究施設を提供します。
他の大学では見られない横断的カリキュラムで学べる。
従来の卒業歯科医師だけを対象にした学部講座中心のカリキュラムを改めて,大学院生が最新歯科医学に必要な基礎知識の復習をかねた共通科目を一年生に本年度から導入しました。その後に,これまで本大学院で行われてきた最新歯科医学の基礎的な研究とこれを応用する臨床方法学び,開発,実践する研究カリキュラムを来年度以降横断的に用意するつもりです。また,幅広い人材を受け入れるために臨床志向の歯科医師である大学院生には「高度先進臨床歯科医療養成コース」,歯科医師以外のコメディカル,コデンタルである医療従事者大学院生には「高度診療協力専門職養成コース」が今年度から創設され,これからの大学院生が望む流れに沿うカリキュラム改定が進められています。
基礎研究と臨床の融合(トランスレーショナルリサーチ)を学び,研究する。
これからの医療系大学院に必要となるのは大学院生が将来求めている医療,臨床につながる基礎・臨床研究の実践,いわゆる「トランスレーショナルリサーチ」であります。これを進めれば大学院教育,研究の成果としての先端歯科医療のシーズが生まれてくることにもなります。本大学院を卒業した大学院生がその担い手となるような学びと研究と臨床をする場を与えます。
最後になりますが,新しいトランスレーショナルリサーチを実現するためには,大学院研究者だけではなく,大学院生の力が必要であります。また,大学院生の終着点である学位習得は,国内だけではなく,グローバルに活躍する切符を手に入れることでもあります。国内外で自らの研究と臨床を社会にフィードバックし,グローバルに活躍する歯科医療界のネクストリーダーを排出する大学院を目指していますので,積極的な大学院生の入学と現在の大学院生の活躍に期待しています。