PubMedからダウロードした文献集ファイルをEndNote Plusで整理する

PubMedで検索した後、Abstractを含む文献集をダウンロードする際に、DisplayでMEDLINE reportを選択して、DisplayするとEndNoteなど文献整理用のソフトで取り込むためのフォーマットでダウンロードすることが出来る。

Displayボタンをクリックして文献集を表示させた後、一番下にあるSaveボタンでダウンロードして保存する。ファイル名は.txtという拡張子をつけてテキストファイルとして保存する。後でそのファイルをEndNote PlusでImportして取り込む。

さて、MEDLINE reportフォーマットで保存したファイルを取り込む場合に、EndNoteではFilterを設定する必要がある。もともとEndNoteに付属しているFilters Folderの中にOVID_(Reprint_Format)というフィルターがあるがこれを用いても取り込むことが出来る。(HealthGateComのFree Medlineからダウンロードしたファイルにもこのフィルターが使える)。しかし、PubMedにはPMIDとUIという属性があるので、これを一緒に取り込みたい場合にはOVID_(Reprint_Format)を使ってもうまく行かない。そこで、新しいFilterを作成する必要があるが、私がこれを作成したのでこれを使ってみて欲しい。PubMed.enfというファイルである。このファイルをEndNote Plusのフォルダーの中にあるFiltersというフォルダーの中に入れる。

*自己解凍型のWinZipファイルとしてここにあるので、ダウンロードしたらダブルクリックして適当なフォルダーに解凍し、その中にあるPubMed.enfをFiltersフォルダーに入れる。これ以外にJournal1.ensというファイルとNoAbstract1.ensというファイルはStylesというフォルダーに入れて欲しい。これらのファイルを入れても他のファイルの影響を与えることはない。また、これらはWindows用である。

さて、これらのファイルを適切なフォルダーに入れたら、次にEndNote Plusを起動して、EditメニューからReference Typesを選択する。

すると、Reference Typesが表示され、右にスクロールするとUnusedというTypeがあるので、これをPubMed用に書き換える。Reference Typeというのは個々の文献を表示させる時に使うフォーマットのことである。ここでは下の図のように、Author, Year, Title, Journal, Volume, Issue、Pages,下にスクロールしてCustom 1をUI、Custom 2をPMIDにして、あとはAbstractとNotesを書き込み、画面を閉じる。

次に、Importする際に使用するFilterを指定する。そのためにはFileメニューからEndLink Filters→Set Filters Folderを選択する。

先ほどFiltersフォルダーにPubMed.enfというフィルター用のファイルを入れたのでFiltersフォルダーを選択して、Select Foldersボタンをクリックする。

さて、次にダウロードしたファイルをImportする。すでにあるEndNoteのファイルに追加する場合にはそのファイルをまず開く。新しいファイルを作る場合には、FileメニューからNewを選択して、新しいEndNoteのファイル、.enlファイルを作成する。次いで、ダウロードしたファイルを取り込む。FileメニューからImportを選択し、Import用の画面を開く。Import OptionでPubMed.enfというFilterを選択し、Choose Fileボタンをクリックする。ファイルを開くダイアログ表示されるので、目的のファイルを選択して開く。

すると、文献を取り込む状況が表示される。

取り込みが終了すると、First Authorとタイトル名の最初の部分がリスト表示される。

これで各行をダブルクリックするとその内容が表示されるが、その表示のフォーマットはStylesメニューから選択することが出来る。最初にStylesメニューからSet Styles Folderを選択する。

先ほど入れたJournal1.ens, NoAbstract1.ensの入っているフォルダーを選択する。

これによって、StylesメニューにJourna1.ensとNoAbstract1.ensが現れる。

このメニューで選択されたフォーマットで文献が表示され、また、FileメニューからExportした場合にもそのフォーマットが適用される。また、文献の一覧で文献を選択して、EditメニューからCopy Formattedを選択すると、Stylesメニューで選択されたフォーマットでその文献がクリップボードにコピーされる。

上のようなフォーマットで表示される。これをワープロソフトを起動しておいて貼り付けることも出来る。また、NoAbstract1.ensではこのなかのAbstractを除いた部分がクリップボードにコピーされる。

Exportする場合には文献リストに表示されている文献がすべて、Stylesメニューで選択したフォーマットで一つの文章として出力される。rtf (rich text format)で作成されるので、MSWordを含む大半のワープロで開くことが出来る。EndNoteの検索機能で特定の文献だけがリスト表示された状態でExportするとリストにある文献だけが出力される。出力されたrtfのファイルをNewtonにダウンロードしてNewtonWorksで開いて読むことも出来る。

以上PubMedからダウロードしたファイルをEndNoteを使うと整理が容易になることがお分かりいただけたと思う。なおかつ論文を書く際にはそれぞれのジャーナルのフォーマットに合わせて自動的にReferencesの部分を作成してくれる。Stylesメニューから目的のジャーナルを選択すると、その形式に合わせて文献集を作成してくれる。この機能がEndNote Plusの最大の長所である。更に、バージョン3ではインターネットに接続して、EndNote Plusの検索画面を使って、PubMedその他のデータベースを検索し、そのままEndNote Plusに取り込むことが出来るようになっている。

*EndNote Plusは現在バージョン3になっているが、ここで述べたことはバージョン2でも有効である。EndNote PlusについてはユサコのホームページまたはNiles Softwareのホームページを参照して欲しい。



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