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Case Study 症例検討
第23回川崎リバーカンファレンスで検討された症例です。Medical Meetingの方からもリンクがあります。
- 1宿題報告:KS,25歳女性,都立墨東病院(忠願寺義通先生)
診断:EBV肝炎とAIHが疑われた例
問題点:4年間にわたりEBVVCA-IgG抗体が10240倍と高抗体価を持続.IgG>4000mg/dl, ANA+, HLADR4+, 肝生検所見よりAIHと診断しPSLとAZTを投与.挙児希望のためAZTを中止し,PSLを減量したら,肝炎が再燃しPSL60mgに増量しました.肝障害のコントロールが難しいため前回のカンファレンスで検討され,戸田先生はPSLを減量し中止するよう指示されました!.忠願寺先生がそのご指示を忠実に実行したら,さてどうなったでしょうか? 宿題報告していただきます.病理組織:H96-1202, H97-3807
- 2追加症例:SK,68歳女性,昭和大学2内(柴田 実先生)
診断:EBV肝炎とAIHが疑われ,PSLを中断した1例
問題点:発熱,多型滲出性紅斑,急性肝障害 (GPT 468)で入院.EBVVCA-IgGAb+, IgM-, EBNAAb-, ANA+でした.内田先生に生検肝組織をみていただいたら,AIHが第一に疑われ,病理学者生命を賭けてもEBV肝炎の所見はないと断言されました.PSLを投与したら肝機能が悪化したため,PSLを中断しました.さてどうなったでしょう?
症例1と合わせてご検討して下さい.病理組織:P96-1829(積み残し)
- 3症例:YT,54歳女性,神奈川歯科大学内科(常松 令先生)
診断:肝発癌を認めたAIH
問題点:HBsAg-,HCVAb-.1979年に肝生検を実施,AIHと診断しPSLと6MPによる免疫抑制療法を開始.肝硬変に進展はしていせんが,1996年10月に肝発癌を認め,肝切除を行いました.AIHからの肝発癌でも,肝細胞癌の背景に不規則再生が認められるかご検討下さい.病理組織:8845, 51012(積み残し)
- 4症例:HS,41歳男性,東邦大学第2内科(森 孝之先生,住野泰清先生)
診断:IFN治療を行ったTTV陽性の非A非B非C型肝炎
問題点:肝炎ウイルスマーカー陰性,自己抗体陰性,TTVDNA陽性の肝炎です.TTVによる肝障害と考え,なんとIFN療法が行われました! IFN治療によって肝機能が正常化し,TTVDNAが持続陰性となりました.これで納まればよかったのですが,IFN治療終了後に奇妙なできごとが,次々と発生しました.どんな奇妙なことかは,川崎リバーカンファレンスに来てごらん下さい.病理組織:98-6368(新規)
- 5症例:YE,28歳女性,慈恵医大(奥田丈二先生)
診断:Idiopathic adulthood bileductpenia疑い
問題点:6年前より肝機能異常が出現,肝胆道系酵素の上昇を認めます.T-Bil 0.4, GPT 44, ALP 1722, IgG 1370, IgM 109, ANA 40, AMA -, ASMA 40.上記診断でいいのでしょうか? 自己免疫で有名な慈恵医大から初のエントリーです,どれだけすごいか楽しみですね! 病理組織:98'10/5肝生検
- 6症例:48歳男性,自衛隊中央病院(岩本淳一先生,箱崎幸也先生)
診断:アルコール性肝硬変+PBCに合併した肝細胞癌
問題点:AMA 320×,血小板7万,GPT 40,γ-GTP 460,ALP 285,IgG 1450,IgM103,IgA 405.腹部超音波検査でSOL指摘され,肝切除にてHCCと診断.ALP値と免疫グロブリン値はPBCに合致せず,病因はアルコールでしょうか?PBCでしょうか?.非癌部肝組織の小結節ですが,一部に10mmのLarge regenerative nonule (LRN) が認められました.アルコールでLRNは発生するのでしょうか? 病理組織:箱崎先生持参(新規)
- 8症例:HO,歳男性,昭和大学2内(馬場俊之先生)
診断:原因不明の肝障害
問題点:RAの患者で,GPT>300の肝障害が出現.原因不明のため,肝生検を実施しました.肝機能異常の病因を検討して下さい.病理組織:H10-6463(新規)
- 9症例:YH,66歳女性,川崎中央病院(小野塚 靖先生)
診断:PBC?PBCの境界病変?膠原病?
問題点:1990年より経過観察中.皮膚掻痒感,Sicca症状,Raynaud現象を認めます.軽度の肝胆道系酵素,血清IgM値の異常を認めましたが,徐々に改善しています.AMA -, ANA -です.PBCと診断していいのでしょうか?病理組織:90-0678, 92-0498(新規)
- 10症例:TT,62歳男性,昭和大学藤が丘病院(満淵先生)
診断:AIH急性発症型? 非A非B非C型急性肝炎?
問題点:全身倦怠感と急性肝障害(GOT 292, GPT 439)で入院.IgG 1270,ANA陰性です.2峰性の肝機能異状が認められ,PSLが著効しました.AIHでしょうか?
病理組織:H98-6899(新規)
- 11症例:TS,69歳女性,昭和大学藤が丘病院(関山和彦先生)
診断:発症直前を観察したAIH?
問題点:平成10年6月検診でGOT 58, GPT 18,近医で観察したところ肝機能増悪し9月にGOT 248, GPT 264となり入院.ANA陰性,IgG 1420,PSLが著効.PSL投与後にANAが20倍に陽性化しましたがAIHでしょうか?病理組織:H98-7120(新規)
- 12症例:46歳男性,東京逓信病院(橋本直明先生)
診断:Diffuse regenerative nodular hyperplasia
問題点:人間ドックの超音波検査で肝表面凹凸,実質不整より肝硬変と診断されました.肝機能は正常です.肝生検を実施したところ,RNHが疑われました.背景には膠原病などの合併はありません.NRHでいいのでしょうか,発生病理は?病理組織:98-1420(新規)
- 13症例:ST,72歳男性,済生会南部病院(保坂洋夫先生)
診断:長期間軽度の肝機能異常を持続するAIH
問題点:94年よりANAは40→160→640と漸増したが,GOT 20?30,GPT 40?60と軽
度異常を持続.IgG>2000.確定診断のため肝生検を実施しました.AIHでしょうか?病理組織:983719(新規)直前に秋田からエントリーされた症例:
- 14症例:LK,24歳女性,関東労災病院(近藤正晃先生)
診断:AIH? サイトメガロウイルス肝炎?
問題点:急性肝障害でH10年9月に入院.IgM型CMVAb陽性かつANA陽性でした.肝機能は改善したが,微熱,IgM型CMVAb陽性が持続しています.診断と治療指針は?病理組織:P98-3497(新規)
- A 症例:AK、52歳女性
診断:PBC
AMAは陰性ですが、PBC?ウルソとクエストラン、プレドニゾロン、SNMCなどにほとんど反応しない。
- B 症例:AK、64歳女性
診断:PBC、HCC第22回川崎リバーカンファレンスで検討された症例です。Medical Meetingの方からもリンクがあります。
- 宿題報告1 20歳男性、昭和大学第二内科(馬場俊之先生) :中毒性表皮壊死症(TEN)+胆管消失症候群
第13回臨床医のための神奈川肝臓病理研究会で検討された症例を紹介します。
- 選り抜き積み残し症例 2:43歳女性、横浜市立病院 (田中克明先生) :Turner症候群、糖尿病、肝腫瘍
問題点:肝炎ウイルス感染を認めないTurner症候群の肝障害。GOT 134, GPT 277, ALP 1372, γ-GTP 516, BS 485です。胆道系酵素の上昇を伴う肝障害の原因は?
- 新規症例1:15歳女性、都南総合病院小児科 (波多野道弘先生) :若年性慢性関節リウマチに合併した原因不明の小児肝障害
問題点:1997年7月に手指の関節炎および肝機能異常で発症しました。プレドニン およびサイクロスポリンの投与を行っていますが、治療抵抗性です。血球貪食症候群 の合併も認められています。ANA陰性、LE test陰性です。肝障害の原因はAIHでしょ うか?
- 新規症例2:80歳男性、東京逓信病院 (松浦 広先生、橋本直明先生) :PSC+補体C4欠損症+Hemochromatosis?
問題点:胆道系酵素優位の上昇を認める肝障害。RECPおよび生検肝組織所見はPS Cに診断的でした。PSCの他に、肝細胞の著しい鉄沈着およびC4欠損症の合併が認 められました。
- 新規症例3:SK、59歳男性 済生会横浜市南部病院 (永井一毅先生) :原因不明の総胆管の索状狭窄、腹膜後腔線維化症
問題点:胆管炎で初発、種々の検査で上記と診断。IgGがなぜか3490と高値です。 胆管狭窄および腹膜後腔線維化の原因は何でしょうか? 自己免疫疾患の関与はある のでしょうか?PSCや胆管細胞癌は否定されるのでしょうか?
- 症例 1:41歳男性:大量飲酒後意識障害で入院。脂肪肝が短期間に変動した?:昭和大学藤が丘病院 渥美節子 先生
症例 2:36歳男性:HCV+、大酒家。Diffuse-type HCC?:杏雲堂平塚病院 岩渕省吾 先生 症例 3:56歳女性:急性期に肝生検を施行したAIH :昭和大学第2内科 馬場俊之 先生 第21回川崎リバーカンファレンス(1998.1.10)で検討された症例を紹介します。(Medical Meetingの方からもリンクしてあります)。症例 4:37歳女性:急性増悪を繰り返したAIH :北里大学東病院 小林千里 先生
- 症例 3:70歳女性。関東逓信病院(今村先生 ) :AMA陽性の急性肝炎?
- 症例 4:49歳女性。武蔵野赤十字病院(星野裕治先生 ) :急性肝炎重症型に類似したDR2陽性AIH?
- 症例 5:60歳女性。東邦大学第2内科(竹内靖雄先生 ) :寛解と増悪を繰り返すAIH?
- 症例 6:46歳男性。東京逓信病院(橋本直明先生 ) :原発性脾臓腫瘍?
- 症例 7:71歳女性。東京労災病院(松村卓哉先生 ) :胆嚢炎に伴う肝障害を伴わない黄疸。
- 症例 12:62歳男性。昭和大学医学部第二内科(石川晶久先生 ) :Hepatic Lymphoma, CH-C
第12回臨床医のための神奈川肝臓病理研究会(1997.10.3)で検討された症例を紹介します。肝生検の読みを勉強してください。聖マリアンナ医科大学第二病理学 前山史朗先生のコメントが付いています。
- 症例 17:66歳女性。昭和大学医学部第二内科(江口先生 ) :自然経過でGPTがしばらく正常化したAIH
- 症例1:70歳女性、川崎市立病院(川嶋一成先生):CH、でも胆管障害も?
- 症例2:58歳男性、北里大学東病院(竹澤三代子先生):頭に付けるもので肝障害が起きた。
- 症例3:63歳女性、昭和大学第二内科(馬場俊之先生):著明な脳浮腫を来したB型劇症肝炎。
- 症例4:33歳男性:東京専売病院 陰原聞天 先生:GOTが10000以上と高値をとるが急速に改善、しかも3回のエピソードあり。
- 症例5:46歳女性:湘南鎌倉総合病院 柳川健先生:AST,ALTの軽度上昇が持続。??
第20回川崎リバーカンファレンス(1997.9.27)で検討された症例を紹介します。(Medical Meetingの方からもリンクしてあります)
- 症例6:76歳女性、昭和大学藤が丘病院消化器内科(船津康裕先生):今までに肝障害を指摘されたことのない高齢女性、ウイルスマーカーは陰性。
- 症例 KT、38歳男性、東邦大学2内(西尾泰信先生) :正常肝に発生した肝腫瘍:きわめて早期に診断がついた。
- 症例 1:YH、32歳女性、川崎中央病院内科(佐久間 淳先生):若年女性の原因不明の肝硬変:実は...
- 症例 2:51歳女性。社会保険川崎中央病院(佐久間先生):多発性筋炎に合併した急性肝障害:CPKも高値だが、ALPも高い、胆管障害が起きた。
- 症例 3:20歳男性、昭和大学第二内科(馬場俊之先生) :Idiopathic adulthood biliary ductopenia?? with TEN:皮膚、胆管、膵管上皮細胞が障害された。
- 症例 4:39歳男性、昭和大学藤ケ丘病院(えび沢先生):急性発症後肝機能が遷延するAIH:シクロスポリンAが効いた!
- 症例 5:40歳女性、北里大学東病院(渡辺先生/高田先生):肝機能正常者に認められた肝腫瘍:画像所見が変動した、悪性ではなさそう。
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