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どのような検査にも偽陰性、偽陽性があるため、検査を施行して陽性の結果が得られても疾患の確率は100%にはならないし、陰性の結果が得られても疾患の確率は0%にはならない。
疾患の確率はまずその疾患の有病率からスタートする。問診を終えた段階で疾患の確率は高まる。さまざまな自覚症状の出現頻度が分かっていれば、問診終了時のある疾患の確率は算出することができるが、そのようなデータはまだ充分にそろっていないし、病院・診療所によって来院する患者さんの層は異なるので、それぞれの病院・医院におけるデータに基づいて算出する必要がある。有病率も実はそれぞれの病院・医院におけるそれぞれの科のデータに基づいた値が必要である。
診察して症状がさらに加わるとさらに疾患の確率が高くなる。また、別の疾患の確率は低下するであろう。
問診を終えた時点、および診察を終えた時点で医師が想定する疾患の確率をDoctor’s Index of Suspicionと呼ぶ。さまさまなデータがそろっていない場合には直感的な推測値になる。
ついで検査を選択して施行する必要があれば施行することになるが、検査結果が得られた時の疾患の確率を検査後確率と呼ぶ。さまざまな呼び方がある。