スライド 30 / 54
さて、治療閾値について理解した上で、診察も含めた検査によって、疾患の確率がどのように変化して行くのかを考えてみよう。
ある疾患で100%陽性の結果が得られ、その疾患が無い、あるいは健常者では100%陰性の結果が得られる検査があれば、診断は100%確実に付けることができるが、残念ながらそのような検査法は無いと言ったほうが良いだろう*。
そこで、それぞれの検査には偽陽性、すなわち疾患が無いのに陽性の結果が出てしまう、あるいは偽陰性つまい疾患があるのに陰性の結果が出ることがあることをまず理解しなければならない。
疾患のある人で検査結果が陽性に出る割合を感度Sensitivityという。感度は1-偽陰性率であり、その疾患を持つ患者さんで検査を行うと陽性の結果が得られる確率である。
従って、感度が高く特異度が高い検査ほど有用な検査であると言える。
*もちろんいくつかの検査を組み合わせると限りなく100%に近づくことは可能である。