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疾患の確率が0の場合には治療しなくても何ら問題は起きないから、EUは1.0である(A点)。一方治療しなければ確実に死亡するのであるから疾患の確率が1.0つまり診断が100%確実な場合のEUは0である(B点)。A点とB点を結ぶ直線が治療しない場合の疾患の確率とEUの関係を表す。
治療する場合にもし疾患の確率が0であった場合にはその治療により副作用などで死亡する可能性があり、それが0.05(5%)の確率で起こるとするとそのEUは高くても0.95である(C点)。一方治療した場合に治癒する確率が0.98(98%)とすると疾患の確率が1.0の場合のEUは最大0.98である(D点)。C点とD点を結ぶ直線が治療する場合の疾患の確率とEUの関係を表す。
これら2つの直線の交差する点の疾患の確率が治療閾値Rxとなる。
Rx = (A-C)/[(A-C)+(D-B)]=(1-0.95)/[(1-0.95)+(0.98-0)=0.05/(0.05+0.98)=0.05/1.03=0.049
この例では疾患の確率が0.049(4.9%)を超えれば治療して良いという結果になった。