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Expected Utility (EU)というのはそれが実現する前に評価されるので、期待効用という。
EUを決める方法として1)Visual Analog Scale、2)Time Trade-Off、3)Standard Gambleの方法がある。
Visual Analog Scaleは一番良くない結果、たとえば死亡、を0として、一番良い結果たとえば後遺症無く治癒する、を1.0として横に直線を引いて、ある選択がどこに位置するかをマークしてもらうやり方である。
Time Trade-Offはある選択をした場合にQOLが低い状態で10年間生きられると仮定して、もし健康な状態なら何年生きられれば良いと思うかを決めてもらい、X年とすれば、X/10をその選択のEUとするやり方である。
Standard GambleはGame理論を用いたLottery Techniqueと同じで、たとえば、ある疾患に罹患していてQOLが低い状態にある場合に、そのままにしておくかある治療を受けてある確率で治癒するとした場合に、その治療を受けて治癒する確率をその治療を受ける選択のEUとするやり方である。Lottery Techniqueの例をあげると、10万円持っていて、それを賭けて負けたら0になり、勝ったら2倍になって返ってくるゲームがある場合、2倍になる確率が0.5なら10x2x0.5=10で10万円分の価値しかないが、勝つ確率が0.8なら、10x2x0.8=16で16万円分の価値があるとみなす。
EUは主観的な要素が大きいが、期待される余命やFunctional Statusで測定することも可能である。