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梅本記念救ライ歯科奉仕団 UMDSL(Umemoto Memorial Dental Service for Leprosy) 杉本 久の主な活動地 タイ東北部(Nonsonboom Leprosarium, Ban Han Leprosy Colony, Selaphum Leprosy Colony, Amnatchareon Leprosy Colony) タイ北部(Mae Lao Colony) 梅本記念救ライ歯科奉仕団は、現在の団長梅本俊夫教授(神奈川歯科大学口腔細菌 学教室)のお父さん故梅本芳夫大阪歯科大学名誉教授を中心に昭和25年大阪歯科大 学の学生クラブ活動として始まりました。 平成3年よりNGO(非政府民間援助団体)として政府からの援助金ならび各個人、団 体、法人などからの寄付により活動を行っています。発足当初は日本国内の療養所へ の慰問活動が主でしたが、昭和35年から、歯科診療を長島愛生園などの各地療養所 のハンセン病患者に対して歯科診療活動が行われてきました。ご存じのように治療法の 確立により、患者の減少、隔離政策の廃止に伴いその活動を海外に広げています。台 湾、韓国、フィリピン、タイ、ラオス、ベトナムと活動の場を広げ、現在の活動地はタイ、 ラオス、ベトナムで行なわれています。 ![]() ハンセン病とはどのような病気なのか? ライ病と呼ばれた病気で「不治の病」あるいは「遺伝する病気」として不当な差別を受 けた歴史を持つ病気です。 ライ病の起炎菌である、Mycobacterium lepraeにより慢性に経過する感染症で、主とし て末梢神経や皮膚を侵す病気です。治療もMDT(多剤療法)が用いられるようになり、往 年の「不治の病」というイメージはなくなり、「よく治る病気」と変わってきているが、菌が 一度末梢神経内に入りいろいろな障害を作ってしまうとハンディーキャップを一生背負わ なければならなくなります。 感染経路は主に接触感染で、潜伏期間は3〜5年で、症状として、知覚障害(触覚、痛 覚、温覚、冷覚)と運動障害、神経障害は両側に左右対称に出現します。末梢神経中で は多量の菌が増殖しており、徐々に線維化が進む、治療をして皮膚から菌が消失しても ゆっくりと進行していきます。運動神経障害が始まると筋力が低下し、筋萎縮、運動麻痺 をきたすようになります。特に顔面神経麻痺がよくみられます。そして皮膚には斑、丘 疹、結節などがみられ、同時に出現するときは、両耳介が肥厚して結節が出現し、顔の 皮膚は分厚くなり鼻も腫れて大きくなり、眉毛は薄くなります。下肢には慢性の浮腫が見 られるようになります。 治療されないと前額部の皮膚のしわが深くなる。耳介は肥厚し、眉毛は脱落し、鼻は陥 没して声も嗄れます。四肢の両側性の知覚麻痺が起こり、そのため外傷を繰り返し、手 や足の指が短縮し脱落してきます。 口腔では口唇粘膜には丘疹、舌や口蓋、口蓋垂には結節が生じ、口蓋では潰瘍化し硬 口蓋も穿孔する。 そのほかに白内障、緑内障などの症状も見られます。 治療法として、早期発見が最も重要で、化学療法、ジアミノジフェニルスルホン、クロファ ジシン、リファンピシン(抗結核薬)、それらを併用し薬剤耐性菌の問題を解決している。 ではなぜ日本ではほぼ消滅した疾患がタイなど、発展途上の国ではではこのような現状 なのか? 医師の絶対数の不足、経済的理由、患者自身の問題がこのような状態にしているよう です。現在、タイ東北地区の登録患者数1429名と実際の患者数はその1.5倍といわれて いる。(2001年)しかし、登録患者数のうち7割くらいの患者は、ライ病事態は完治した もののその後遺症に悩む患者です。 実際の診療活動は? 3〜4日間かけて、4カ所ないし5カ所のコロニーの巡回診療を行います。その移動距 離は約3〜400キロを移動します。 ![]() 診療開始当初は、歯ブラシの配布、口腔衛生教育、EXTがほぼであったが、EXTの数 の減少し充填処置、スケーリングが主な処置内容になってきています。4年前のDr. Swuitの現地の病院に着任以来、現地スタッフによる巡回診療が活発に行われるように なり、我々の訪問時の患者数は減少している。 ![]() 現在、患者のクオリティーオブライフの向上と予防処置の向上のため、Dr. Swuitの発 案により、予防プログラムと義歯作成プログラムを外務省草の根無償援助により開始す ることになりました。 ![]() ![]() ![]() 戻る
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