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アンチエイジング(抗加齢)医学とは?
アンチエイジング(抗加齢)医学とは、疾病の医学が対象としていた「病気の治療」から、「健康な人のさらなる健康」を指導するプラスの医療で、究極の予防医学。元気に長寿を享受することを目指す理論的・実践的科学ともいえる。
100歳以上の超高齢者の機能的・形態学的な研究から、諸臓器のバランスのよい生理的な老化は、多くの人に見られる病的な老化と比べて進行が穏やかであることが分かってきた。つまり、老化現象のかなりの部分が病的でアンバランスな老化であるということが知られてきたのだ。
アンバランスで病的な老化を、積極的に予防し、治療することが抗加齢医学の目標である。
老化の原因と考えられる「ホルモン低下」、「酸化ストレス」、「免疫力低下」・・などを防ぐために、今まで医療として積極的に介入してこなかったサプリメント指導を含む栄養指導や、運動、ストレスケアなどをも含めて対処していき、医師、医療従事者にとっては、今まで専門分野に特化していた研究や臨床を、「老化」という視点から全身に広げて学ぶことが求められる。
■ なぜ、今アンチエイジング医学なのか?
医師、医療従事者のコンサルテーションを通じて自分自身の老化と寿命のケアをすることに社会からのニーズが高まっている。少子高齢化により、公的医療保険負担が限界に近づいている現代において、高齢者の多くが健康であればその負担は現状の3分の2程度に抑えられるかもしれない。
65歳が高齢者と呼ばれるような定義そのものが改定され、健康な65歳以上の層が厚くなれば、社会の第一線で活躍し、納税者層となる社会が来るかもしれない。この「かもしれない」ことを支えるのが「アンチエイジング医学」である。
■ アンチエイジング医学の基礎
アンチエイジング医学を考えるには、まずエイジングのメカニズムを理解しなければならない。エイジングは生物学的プロセスであるが、そのメカニズムはまだ解明されていないことが多い。
遺伝子に異変がおきる、細胞機能が低下する、フリーラジカルによって体が酸化する、免疫力が低下する、ホルモンレベルが低下する・・などエイジングの原因とされる基礎的研究が各分野で進んでいる。この各分野の最新のアップデートについて学び、その対処としてのアンチエイジング医学を進めていくことが本会の責務である。
■ アンチエイジング医学の臨床
従来の人間ドックに加えて、血管、ホルモンレベル、感覚器の老化度チェック、活性酸素と抗酸化能バランスチェックなど加齢によって体に生じる様々な変化を医学的にチェックしながら、受診者の生活の質を根本的に変えていくために、サプリメント指導を含めた食事指導、運動指導、ストレスケアを行うのがアンチエイジング医学の臨床の基本である。
この際、治療法のリスクとベネフィットを理解し、安全な治療法を選択することが肝心である。
必要に応じてホルモン補充療法を行ったり、確立したエビデンスがまだない分野ではあるが、重金属汚染に有効であると考えられているキレーション療法などを選択肢とする医療機関もある。
以上 日本抗加齢医学会ホームページより抜粋