<法医学関係者へ>乳児突然死の解剖にあたって〜舌癒着症の観点から
2002年4月、第86次日本法医学会総会(岡山)にて当教室と東海大法医学は、「舌癒着症と乳幼児突然死症候群(SIDS)の関係について」を共同発表致しました。内容は、解剖の結果SIDSと診断された乳児の中に舌癒着症児がいたこと。SIDS児が生前に、呼吸障害、哺乳障害を主症状に多様な舌癒着症状をもっていたこと。さらにそのSIDS児の兄弟が頻繁な無呼吸など同様の症状を呈していたが、舌癒着症矯正術によりこれらの症状は改善されたこと。動脈血酸素飽和度(SPO2) 長時間測定の結果も矯正術術後有意に改善されたことなどであります。多くの先生方に関心を持って頂きましたことに感謝致します。
質問で多かった解剖時に見るべき視点と舌癒着症の症状についてまとめましたのでここに掲載致します。
A)検案・解剖調査表は解剖時に注意してみて頂きたい点です。
B)生活調査質問表は遺族に対して生前の状態をインタビューして頂く点です。
乳児の突然死がありましたら是非この調査表をご活用頂き、山本までご一報頂ければ幸いです。ご不明な点は何なりとご質問ください。是非、一人でも多くの子供を救うためにご協力お願い致します。
神奈川歯科大学社会歯科学講座法医学分野 山本伊佐夫
TEL&FAX 046-822-8863(直通)
E-mail yamaisao@kdcnet.ac.jp
