われわれの生活は電気を抜きには考えられない。照明、コンピュータ、通信などさまざまなところで電気機器が使われている。また、すべての物質は原子核と電子という荷電粒子(電気を持った粒子)で構成されている。したがって、自然を理解する上でも電気は欠かせないものである。
【目標】
1.電気回路の基礎を理解する。
電気機器は日常的に使われているので、「電圧」、「電力」等の言葉もなじみがあると思う。これらの用語をさらに深く理解すると共に、電圧を変えたとき消費電力がどのくらい変化するかなど、簡単な計算ができるようにしたい。
2.電界・磁界を理解する。
電気的な力、磁気的な力は直接伝わるのではなく、電界・磁界という「場」を介して伝わる。この電界・磁界を抜きに電磁波を考えることはできない。このような「場」の考え方に慣れよう。
3.電流と磁界が相互に関係し合っていることを理解する.
電流は磁界を作るし、電流は磁界から力を受ける。また磁界が変動すれば電流が流れる。このように電気と磁気は密接に関係している。これは実用の上で大切なばかりでなく、自然現象としても面白く重要なものである。
1.静電気
・電荷の間で働く力。
・電界と電位
2.電流
・電流・電圧・抵抗
・抵抗率
3.磁界
・磁石の作る磁界
・電流の作る磁界
4.磁界中の電流に働く力
・電流に働く力
・動く電荷に働く力
5.電磁誘導
・磁界の変動が作る電界
・電界の変動が作る磁界
◎お薦めの本
この講義全般に関して比較的読みやすいのは、
・「電磁気学のABC」福島肇著 講談社ブルーバックスB728
だと思います。また、
・「電気を発見した7人」 渡辺勇著 岩波ジュニア新書184
も電気に関する考え方の発展の過程が丁寧に書かれていて、面白いと思います。
いずれも短大図書館にあります。
・毎回演習を行い,解答を提出してもらいます.関数電卓をご持参ください.
・期末試験の範囲は電磁気と原子核・素粒子です。電卓のみ持ち込み可とします。(計算のためであっても携帯電話等の使用は認めません)電磁気に関しては、例題・演習とほぼ同じ問題を出します。